信剣士の細やかな時間のホット一息

チャレンジャーとしての世界で生きたいと思います。会社にエネルギーを注いで来ましたが自分の存在が如何に薄いのか思い知らされ、これからは自分の希望のためにエネルギーを使って見ます。私は何処まで歩いて行けるのか知りたいです。ぶらっと、いろんなテーマに触れて行こう。

《ブログ小説》ブラックで踊る今日とfive star story 28(水菜の高仲からの解放!?)

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事務所の入り口の扉がゆっくり開いた。

まだ、眠りが足りないと言った雰囲気の劉基が、ノソノソ入って来た。

「うぃ〜っす。」

「おはよう。」

最初に応えたのは美咲だった。

「おはよう・・昨日はありがとう。」

劉基は、あっそうだったと思い出した。昨日は高仲を連れ出して夜の街に繰り出したのだ、それはそれで中々楽しめていた劉基達だったので、貸しを作った意識なんて全然無かったのだ。

劉基は水菜を見て笑顔を見せた。

「彼、高仲さんも楽しんで居たみたいだったぞ!」

「男の失恋なんて物は、繰り返してタフになって行くもんだよ。」

水菜は劉基の言葉で、少し安心した様だ。

「で、高仲さんはその後どんな感じだったの?」

美咲は水菜にとっても彼女にとっても率直な質問を劉基にぶつけて聞いてみた。やはり今回の軸となる高仲のその後の心境については、確認しときたい題材である。劉基は、若干回答に躊躇してはいるようだったが応じてみた。

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「うーん?、女の子とは楽しそうにはしてたみたいだったけとね!」

「俺も本題に触れる会話はしてないからな?」

美咲はもどかしそうに複雑な表情で劉基にどんな風に質問すべきか少し考えて話し出した。

「ミズがね、これから怖い思いしたくないんだって!高仲さん今回の件で上手く心変わりして欲しいって願ってるんだからね!

「まぁまぁ、そこはさ〜プロの女の子に預けちゃえば、何とかなるって。」

「一応は、あっちの世界ではトップクラスの女の子達だからさー、信じて見る価値は有ると思うよ。」

少し落ち着きを、取り戻して美咲は頭の中で劉基の言葉を整理している。

「あの時の彼女達って大丈夫なの?あっちの世界のトップクラスってどんな感じなの?」

普通の女の子にとって夜の世界の女の子の生態については、あまり接点が無いためいまいちピンと来ない様である。

「男のホンネを見てる子達だからね、良い部分も悪い部分も常にぶつけられてる世界だからな。」

「男の気持ち掴むのも、躱すのも達者な子達だと思うよ。特別悪事企む子達でも無いから心配ご無用なんじゃない!?」

「ふーん、そうなんだね。ミズ!劉君の事とりあえず信用して見ようか?」

美咲は水菜の顔を見た。

「・・うん、そうだよ折角劉君が一肌脱いでくれたんだもんね!」

「劉君、ありがとうね。凄く助かったよ。」

「一時はどうなるかと凄い不安だったけど、お陰で助かりました。」

水菜は丁寧に感謝の気持ちを述べた。確かに高仲をこの段階で何とか出来たことで、殆どトラブルらしいトラブルは抑えられたんだと感じずにはいられない状況だと思う。

そうこうする間に拓也も姿を現した。

「皆んな、おはよう!」

 

「うぃ!」

「おはよう、昨日はありがとうね!」

「おっはー」

 

「よう!まっ、俺は特別何もしてないけど、なんか無事っぽいみたいだね。」

水菜の顔の表情を確認した見たいで、直感的に自然体の水菜を感じたのだろう。

「お陰で様で、取り敢えずひと段落したみたいなんだよ、良かった。」

「ほう、それはそれは。」

 

拓也は軽めの挨拶をしながら今日の仕事の準備にかかり出している。それにつられる様に、各々が準備し始めた。

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少し遅れて悠史の登場だ。

「皆んな、相変わらず早いな〜」

 

「おはよう」

「おはー」

「ちぃーす!」

 

「お、は、よ、う、ございますエロジィ!!

 

水菜の精一杯の感謝なのだろう。

 

《ブログ小説》ブラックで踊る今日とfive star story 27(憩いのひと時)

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悠史と水菜が、遊歩道から出て来て自分の車の方へ向かう。拓也は美咲の車から降りて劉基の車に乗り込み水菜の車の側まで走らせた。美咲もそのまま美咲の車へ近づける。

 

悠史と水菜が自家用車に近づく頃には2台の車も到着していた。

「ミズ、おつかれ!」

美咲は少し嬉しそうな顔で、水菜を労った。

「どうだった?」

「うん、とりあえずは返ってくれたみたい・・」

「めっちゃ怖かったけど、なんか無事に何もされずに済んだよ。一人で歩いてると後ろから気配はするし本当にどうしようって・・」

 

「そうなんだ、がんばったんだね。まっ、いざとなったら皆んな居たし絶対に助けに向かってたよ。」

「劉君と彼は、一足先にここを離れたよ。劉君が彼を連れ出してくれたみたいだね!」

「・・そう見たい。」

美咲は、水菜の顔を無事な状態で見つめられて良かったと感じてる。さすがに不安が無かったとは全く感じては居なかった。例え悠史が側にいるとは言え、絶対の安全を確信出来るほどでも無かったのだ。

「で、ウチのボスはどうだったの?」

美咲は悠史に視線を移したが、彼は拓也の方の車の助手席の窓にもたれるように彼と話している。

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「結局の所、エロジィだったよ!!

「咲ちゃん、これ見てよ!」

水菜は美咲に彼とのラインの会話を見せて来た。美咲は悠史のメッセージを順を追って見ている。美咲は悠史に視線を戻してキツ目の目元で、悠史に聞こえるようにメッセージを読み上げる。

別に俺の唇奪っても構わん!・・好きにしろ!!

「エロジィ!!やっぱ変態!」

悠史は美咲の声に気が付き、振り返って美咲に嬉しそうな笑みを浮かべている。すかさず水菜が追加するように話し出した。

「挙句の果てに、私に抱きつかせてなんて言ったと思う!?」

美咲は再び水菜に視線を向けた。

「・・・・」

どちらかと言うと水菜のコメントを待っているようだ。

「お山、2つご馳走さん!だって!!

「こっちは真剣に怖かったのにだよ!!」

水菜と美咲は楽しそうである。いつもの様に悠史をイジリ倒し始めた。

「本当に!」

 

「エロジィ!!」

「エロジィ!!」

 

悠史は拓也の乗る助手席のドアを開けて乗り込んだ。

「じゃあな!帰るわ、お前らも明日遅刻するなよ!」

悠史達の車がバックを始めた。美咲は水菜を見つめて優しく声を掛けた。

「ミズ、良かったね!」

「・・うん。助けられた・・ドキドキした・・」

 

美咲はニッコリ笑ってる。

「ウチらのボスだね。」

美咲は水菜の感想に満足げである。水菜も安心してる様だった。美咲が声を掛けた。

「どうする?家来る?」

美咲は水菜への配慮で一緒に居てあげようかと感じたのだ。水菜はこれ以上は申し訳無く思ってる。

「ありがとう、もう大丈夫だよ。咲ちゃんもありがとうね。嬉しかったよ。」

「うん大丈夫、私も帰るよ。」

「そっか、じゃあ私も帰るね今度はゆっくり出来る時に遊びにおいで。」

「咲ちゃん、本当にありがとう改めて遊びに行くから、その時はお邪魔させてもらう。よろしくね。」

水菜が手を振って美咲の車から離れて行く。そして美咲も手を上げた。

 

「じゃあね!また明日!!」

「じゃあ、バイバイ。」

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2台の車が、駐車場から動き出した。

長く感じた一日だった。

《ブログ小説》ブラックで踊る今日とfive star story 26(劉基と高仲と新たな出会い)

劉基は高仲の車へ乗り込んだ、彼が乗り込んだのは後部座席だった。高仲は運転席で助手席には1人の女の子が座る。

「お願いしま〜す。場所は私がナビるね。」

そして、もう1人は劉基の隣となった。

「お邪魔します。よろしくね!」

「高仲さん、頼んます。一緒に楽しもうジャン!」

「・・向かう、とりあえずナビ頼む」

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高仲は多少複雑な心境で有るのは確かである。

先程の水菜が飛び込んだ相手が頭に焼き付いている。思い出すとやはり苦しさが胸を締める。恋人の目撃、シルエットは確認出来ていたのだがそれ以上は確認する事は出来なかったのだ、今となっては恋人の存在に気付いた事だけで充分に失恋気分である。

「そこ、右折してね!」

彼女の声で現実に戻って来た。

意識を後部座席に向けると、もう1人の彼女と劉基が何やら盛り上がっている様だった。

「劉、最近全然お店にも顔出してくれないし、いつになったらライブ招待してくれるのよ。」

「まぁまぁ、そんなに目くじら立てないでさぁ、ちょっと最近立て込んでて中々身動き取れなかったんだよ、悪い悪い!」

劉基は夜の街では、注目される位の顔である。ライブ活動が、ファンを量産している様だ。

「冗談抜きで、近い内に会場とって行くからそしたら連絡するからさぁ、許してくれ」

「約束だかんね!楽しみにしてるんだから必ず連絡してよ、絶対にね!」

彼女は劉基に凄い勢いで詰め寄っている。劉基自身も早くライブをしたいと思っていた。窪塚に待たれているのも気になっている。

高仲は後部座席のやり取りに注意を払っていたのだが、シフトノブにあてがっていた左手に柔らかな感触がフワッと重なって来た。

「えっ・・?」

(ドキンドキンドキン・・)

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恐る恐る高仲は助手席の彼女の方に視線を向ける。彼女は高仲と視線が合うのを、待ってから微笑みかけて来た。

「高仲さんの手って大っきくて、ゴツゴツした感じが男らしく見えて、思わず触って見ちゃった!」

彼女は高仲の手の甲の上で指先を、スーッとなぞる様に走らせている。彼女は高仲の顔を覗き込むようにイタズラっ子の様な、あどけない笑顔を見せている。

「・・・・・・」

(ドク・ドク・ドク・ドク・・・)

高仲は、彼女の視線から耐えられずにそのまま視線を下へ晒した・・今度は白く細い膝元が目に映し出された。彼女のスカートは比較的短めだったのだ!

(なんなんだ・・)

(ドキドキドキドキ)

視線のやり場に困り前方へと視線を戻す。

(確かに・・可愛い・何故・・?)

「高仲さんは、誰か好きな人って居るの?」

彼女は、相変わらず高仲から視線を外していない。そして優しげな柔らかい表情である。

時折彼女は肩まで伸ばされた髪の毛を掻き上げたりするのだが、その度に髪の甘く爽やかな香りが、鼻元を通り過ぎる。

「・・難しい質問だな・・」

「答えに困る」

彼女は、その返事に動揺する気配すら感じていない様だった。

「私はね、彼氏募集中!なんだ!!」

「結構、毎日1人で冷たい部屋に変えるのって寂しもんだよ。」

ようやく、高仲の手から彼女の手が離れ両腕を頭の上で伸ばしている。高仲はチラチラと彼女を見ている。

(何を言いたいのだろう?)

「・・・」

 

「到着しました〜ここが目的の場所で〜す。」

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花火大会で彼との距離を一気に縮めよう!!

信剣士です。

宜しくお願いします。

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微妙の関係が続く彼との距離、せっかくの花火大会のデート!どうせなら、一気に彼との距離をこのチャンスに近づけて行きたいですよね。

そこで男性目線に立った時の心理について話して行きたいと思います。

 

参考迄に女性の着て行く服装についても記事にして見ましたので、良ければ参考にしてみて下さい。リンクも貼っときます。

sinkensin.hatenablog.com

 

  • 男性は視覚で貴女の魅力を受け止める

 

男性は視覚から、貴女の魅力を感じてはドキドキしてたり、抱き締めたくなってたりしてる物なのです。その沸き起こる衝動を抑えてたりしてます。

sinkensin.hatenablog.com

タイトルが微妙ではありますが、此方の記事に男性にとっての視覚から得られる価値基準について説明させて頂いてます。併せて読んで頂くと理解が深まると思います。

 

  • 自信を持って自分を表現しよう

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恋愛に発展して行くには、彼に貴女の女性としての魅力を感じて貰う、これが最も効果を発揮する部分ですね。相手の彼に対して想いが強ければ強い程弱気になったり不安だったりドキドキしてしまったりと、自信が萎縮してしまいませんか。大丈夫です自分らしく精一杯表現しましょう。

 

  • 花火大会貴女を演出してくれる

 

花火大会のデート、貴女は昼間から彼と一緒に居ますか。それとも打ち上げスタートに合わせてのデートになりますか。背伸びする必要は全然有りません等身大で充分です。

例えば、日が沈み日の光が貴女を照らしている光源の質が変化していきます。夜になりムードが高まって行く心境の変化を、感じた経験って有りますよね。それなんです、それが男性もそのムードに心がざわつき気持ちが揺れやすい心境で居るのも事実なのです。そして花火が生む2人に与える影響は貴女を応援してくれるはずです。

 

  • 貴女の色が変化する

 

ここで1つ伝えたい大事な事を話したいと思います。上記で触れましたが昼間と夜の光源に変化があると言いましたね。これが貴女にとって花火大会ならではの最大の武器になるのです。

これを理解していただいて行動を取って見ましょう貴女の魅せ方に意識が持てる様になり彼の気持ちをどんどん揺さぶりましょう。

昼間の貴女の色は何色でしょうか、一般的には肌色ですね。彼が普段目にしている貴女の身体の色は白っぽく、ピンクや黄色味が混ざった様な色合いですね。これが普段彼が感じてる貴女の色なのです。ですが日が暮れて太陽の光源が無くなり月明かりと花火の光が貴女を照らすのです。

月明かりが貴女を照らした色、これは白と青がベース色になります。この昼間と夜の貴女を照らすギャップが男性を刺激するのです。

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  • 男性が貴女に惹かれる女性としての魅力

 

  1. 可愛さ
  2. 弱さ(身体的な部分)
  3. 柔らかさ
  4. 身体の曲線(カーブの質感)

 

1.番です

男性は視覚で貴女の可愛さを見ている事を知ってますか。言葉で伝えた考え方から可愛いと感じる部分もあります、でも仕草や怒った時や笑ってる時、楽しそうに見える時に男性は視覚から観察していたりするのです。例えば貴女が彼の正面に向き合う形で両手を広げて「こんなに、大っきい花火!凄い綺麗!!」と言って見ましょう。彼はドキドキ、キュンキュンしてしまうかも知れません。軽くチョンチョンと跳ねてみて、彼は(可愛いー)ってなりやすいです。こんな感じで彼の視線を貴女に呼んで下さい効果絶大です。

2.番です

1.番を行う事で2.番〜4.番を同時に攻略する様なものですが、ここで言う弱さは肉体的弱さです。1番簡単なのが手元ですね。男性に比べて女性の身体は華奢に出来ています。肘から指先までを露出させて細身の両腕を彼の目の前で泳がせて下さい。大事な事は彼に魅せる意識です。ただ、わざとらしくなく両手を泳がせて下さい貴女の感情が腕の動きと連動している様に魅せるのです。例えば金魚すくいで取った金魚を彼の目の前まで差し出してみて、「この金魚可愛い!」と言いつつ貴女の手元を魅せるのです。もし彼が金魚に注目し過ぎるようなら「あっ、なにか可愛い手元のアクセってあるかな?」見たいに少し振ってみてはいかがでしょう。

貴女の手元男性から見て細くて綺麗に見えてるはずです、この細く感じたり華奢に見えるのが弱さ男性にとっての魅力です。

3.番

柔らかさは貴女の露出部分です、顔や手元、首筋と言った部分。顔の表情が豊かに表現されている場合に柔らかさを感じたり指先の関節の動きがしなやかさを生んだりと、仕草や振る舞い、そして肉質です。女性の胸元ほどに柔らかさは表現するのは難しいですが、これから仲良くなって行きたい関係の2人には充分な内容だと思います。

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4.番

曲線美も作る必要は有りません本来ちゃんと貴女に備わっているのですから、要は魅せ方です。凄く頑張って露出する事は有りませんチラリズムで充分なのです。

欲を言うならば、肘から指先まではなるべく魅せる様に心掛けましょう。また個人的好みでも有りますがオフショルダー系の洋服は効果抜群だと思います。

(首筋から肩に掛けて、そして鎖骨周りは男性が好み安い女性らしさが現れ易い曲線美の宝庫だと思います。もし、機会があるのなら是非試してみてはいかがでしょう。)

 

貴女は彼の視線を自由にコントロールできるようになれば距離を縮めることは簡単なはずです。ためらう彼にはとことん魅せて抑え切れなくなるまでピーアールしてみては如何でしょうか。

 

 

では、またノ。

 

《ブログ小説》ブラックで踊る今日とfive star story 25(劉基の仕上げと高仲の癒し)

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劉基は高仲を引っ張り出せた事を悠史に伝えておこうと思いスマホを取り出してラインを入れた。

(高仲、連行します。任務完了!)

(・・・)

 

(お疲れさん!サンキュー、楽しい二次会をー!)

劉基は、悠史の返信を確認してスマホをポケットの中にしまい込んだ。ちょっと長めの業務だったなと思いながら、これからはそのご褒美として楽しもうと思っている。

「高仲さん、どうです?この子達は?」

高仲を見た劉基が、彼の心境も気になるようだ。すかさず反応したのは高仲ではなく彼女たちだった。

「どうです?って私達を目の前にして、どんな質問するんですか?」

「そうだよ、確実に私達の虜になるんだから!」

彼女達は強気である。案外劉基もその辺は心配はしていないのだが、今の高仲の心境を知っている劉基にとっては、どんどんと煽って行きたいとも思っているのだ。

「まぁまぁ、そうブーブー言わないでさー」

「率直に聞いてみたくなったんだよ、分かる?俺の気持ち?」

「知りません!!」

「ねー、高仲さん私達って案外いけてますよね!?」

「もしも、ノーって答えたら・・イジメちゃうぞ!」

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高仲はタジタジしている。彼の両側立って歩いている彼女たちに両腕を組まれている。時折高仲のうでに柔らかな彼女たちのふっくらとした感触が伝わってくる。結果として高仲は彼女たちから女性としての触感を味わう事となっている。高仲は確かに魅力的な彼女たちに心地よい心境になっているのも事実であった。

「あぁ、これから楽しみだよ。」

「ほらね!劉、私達を甘くみないでよ。」

「何なら私達の魔性の部分を本気でみせましょうか?」

「いやいや、勘弁してくれよ。」

劉基は女の子達の勢いに呑まれそうになりながらも、高仲に確認してみた。

「高仲さん、ちょっとお願いが有るんだけど俺たちも高仲さんの車で店まで運んでもらっていいっすか?」

「帰りは、代行呼びますので!」

「・・ああ大丈夫、了解。」

劉基は拓也にラインを送っといた。

(順調、高仲と遊びに行く車を俺ん家まで頼む、時期に窪さん達も戻るはず。)

 

 

 

悠史は、劉基からのラインを確認して水菜に話し掛ける。

劉基も順調に終わらせた見たいだな。ぼちぼち戻るか。」

水菜の心境が、大分元に戻りつつ有るようだ。彼女は早く仲間の所に向かい少しでも安心感の得られる場所に戻りたいと願っている。

「それじゃ、早く行こ。」

「あぁ。」

悠史と水菜は、拓也と美咲の元へと足早に向かい始めた。

 

 

 

拓也のスマホ劉基からの連絡が入った。

メッセージを確認すると美咲に伝え始めた。

「劉さん、あの連中と遊びに行くらしいね。俺が、劉さんの車運んでくれと連絡きたよ。」

「へーそうなんだ、帰り大丈夫なの?」

「俺の車は劉さん家に置いてあるから問題ないかな。おれは、窪さん連れてくから、咲は大丈夫か?」

「私は今回の件、どちらかといえばミズの励まし係みたいな物だから全然!」

あとはミズの顔見て帰るわ。」

美咲は先程、水菜からのラインを受け取っていたので拓也と彼女はある程度順調に事が進んでいる事は承知していたようでリラックスした面持ちで、2人を待っていられる様。

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そうこうしているうちに、4人の人影が見え始め不自然な位置に止まる車へと向かって行く。

その中に高仲もいるのだが、女の子達の勢いに呑まれているせいか、こちらの車の状況に気づく気配も無さそうである。

 

「行った見たいだね。」

「おー、良かったな。」

 

暫くして、今度は2人の人影が見えてきた。

 

 

 

花火大会で彼とのデート!!〔1〕浴衣それとも洋服?

信剣士です。

宜しくお願いします。

 

だいぶ暖かい日が増えて来ましね。今回は花火大会をテーマに話しを進めたいと思います。そこで想いを寄せる彼とのチャンス到来です。もしも貴女が彼とのデートまで進展しました。どうせならこの機会で、意中の彼を一気に引き寄せましょう。

 

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  • 貴女の魅力で彼を酔わす

 

貴女は意中の彼と花火大会デートが決まりました。さて、どうしたら良いのでしょう。答えは凄く簡単です「貴女を魅せればよい」ただそれだけです。(えっ!?そんな事言ったって・・)そんな心境ですか。大丈夫です、彼との花火大会です。彼が一緒に行きたいと決めた貴女なのですよ自信を持って良いはずですね。

意識して欲しいのは、貴女に近づきやすくするために協力するくらいの感覚で全然OKです。

 

  • 来て行く格好は何

 

貴女は彼との花火大会何を着て行くか迷いますか?花火大会、定番の浴衣にしますか、それともお洋服にしますか。結論から言えばどちらでも男性は良いはずです。とは言っても双方に一長一短ありますので、その中で吟味してみて下さい。

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  • 浴衣  長所

 

  1. 普段と違う貴女の印象で新鮮さのアピール
  2. 彼に今回のための気合を伝えられる
  3. 歩く仕草が可愛い

 

1.番です、当然ですが男性側も浴衣を普段から見る機会が殆どありません。ですので貴女の違った角度からの魅力を味わう事が出来るので喜ばれるのは間違いないです。

2.番が花火大会での正装イメージが強いため自分とのデートにドレスを着てきてくれたと感じるはずなので好感度高いです。

3.番は浴衣を着た時の女性は歩幅が狭くなりますね、そうすると自然といつもより彼の視線にはチョコチョコ歩きの貴女が愛くるしく感じるはずです。

 

  • 浴衣  短所

 

  1. 浴衣の着替えが大変
  2. 着衣時に帯の締め付け具合に困る
  3. 普段より行動が困難
  4. 下駄が歩きづらい、靴擦れ

 

1.番、こちらは私達男性よりも理解しやすい内容だと思います。帯を巻いたり着付けとかも特殊な何かがあるみたいですね。

2.番デート中に帯の締め付けが硬かったりするとせっかくのデートが苦しかった想い出になりかねないです。

3.番着物と洋服で比べてしまうと身体を動かす時にどうしても不自由さが感じる。

4.番歩く距離を意識しないと、長い距離を歩く羽目になってしまった場合はこれもまた苦しい思いをしてしまいます。

 

こんな感じで私なりに浴衣について述べてみました。浴衣を、着ることでの彼に対しての印象は良さげですね、残念なのがその分負担が貴女に掛かって来そうです。肝心なのが段取り次第での影響が多そうですね。会場から歩く距離も計算に入れて尚且つ時間に余裕を持たせたり、座る場所の確保とかもあった方が良い気がします。

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  • 洋服  長所

 

  1. 着心地が良い
  2. 靴、足元のレパートリーが増える
  3. 動きやすい
  4. 洋服のデザインに自由度がもてる
  5. 極力自然体で居られる

 

1.番これは浴衣の逆になる感じですね。いつもと同じ様な感覚で振る舞い易いはずです。

2.番こちらは、どんな洋服を選ぶかによって変化しそうですね。ですが、下駄よりは歩き易い靴を選択できそうです。

3.番やはり浴衣は窮屈感があるに比べるとリラックス出来て楽しいデートに集中出来そうです。

4.番浴衣は形自体には定番のスタイルとして統一感があるので、柄や質感でしか表現が困難なのにくらべて、洋服の場合はアレンジが広げられる

5.番自然で居られる、彼も安心してデートに満喫して居られるのでは?

 

  • 洋服  短所

 

  1. 新鮮さに欠ける
  2. 浴衣越しに見え隠れする仕草の可愛らしさを表現出来ない

 

1.番新鮮さにかけては浴衣の持つインパクトに欠けますが、彼の興味は貴女なのですが、浴衣が放つ印象向こう側の貴女にも興味はありそうですね。

2.番洋服で自由度が上がる分、浴衣を着てるからこその仕草や風情が表現出来なくなる。

 

 

洋服については、どちらかと言うといつもの貴女のイメージになってしまいがちですね。新鮮さに欠ける物の窮屈感を感じ難い分ストレートな貴女を表現できるのではないでしょうか。

 

 

《ブログ小説》ブラックで踊る今日とfive star story 24(劉基の仕上げと高仲の新たな希望)

劉基が女の子達の少し前を先導して歩いている。女の子達は暗がりの公園を楽しんでいるようにキャッキャ言って後をついて来た。

そうすると少し前方に人影が浮かび上がりこちらへ歩いてきてる。劉基はその人影に気付き女の子達に声を掛けた。

「どうやら俺達の出番が来た様だ、頼むよ。」

「劉のお願いだもんね!やってみるよ。」

一人の女の子が、答えた。

もう一人の女の子は両手を頭の上で組み伸びをしながら笑顔で劉基を見つめている。

劉基はその女の子達を確認するように眺めた。

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「まっ、申し分無いか!!」

「任せてよ!」

もう一人の女の子が応えた。

劉基は自分の趣味のお陰で、夜を歩く女性たちにとっては、中々の顔なのだ。最近の飲み屋にはガールズバーと呼ぶ店舗が多数存在する。そこでお勤めする女の子達の事をキャストと呼ぶらしい。今回劉基に立ち会ってくれた女の子も、そのキャストと呼ばれる女性たちである。

そして、その子らはその世界ではトップクラスのキャストである。まさしく男性の心を鷲掴みに出来るプロフェッショナルである。

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劉基が高仲の存在に気が付けた頃、高仲もまた劉基達の存在にきがついていた。

「ん!?・・誰かこっちに来る?」

つい数分前には衝撃的瞬間を目撃してしまった高仲はまるで生気を吸い取られたかのような呆然となっている。とても信じたく無い映像が頭の中に鮮明に焼き付いている。

(・・水菜。)

自分の失望を振り切る様に前へ前へと歩いてる。自分の境遇にバツが悪いのか劉基達とのすれ違いざまに俯むきかけた瞬間、その相手が知っている人物だと言う事に気づいた。

「・・・あっ!」

高仲はバツが悪く感じで、どうしようか戸惑っていたのだが先に劉基が反応した。

「あれっ!高仲さんじゃ無いですか!?」

「どうしたんすか?こんな所で。」

劉基からの質問で更に戸惑う

「えっ!?いや・・なんと言うか・・」

劉基は高仲の回答に興味が無い見たいな素振りで自分の質問の回答をまたずに又話しをぶつけた。

「高仲さんは、これからヒマっすか?」

「えっ!?」

とんとんと話題が展開する事に少し安堵して躊躇してる。

「いえね、さっきまで会社の連中と食事してたんすけどね、何となくこのまま帰るのも何となくね。」

「分かりますよね!」

劉基は爽やかな笑顔で高仲を見ている。高仲は言わんとしてる事は、何となく理解出来ている。そして劉基が先程まで会社の皆んなと食事をしてたのも承知していた。

「あっ、まぁ・・・」

今の高仲はもぬけの殻状態である。ついつい劉基のポップな乗りに呑まれて行く。

すかさず女の子の一人が劉基に詰め寄る。

「劉、どちら様ですか?」

「えっ?会社の取引先でお得意さまって感じ!」

「へーなんか可愛い〜。高仲さんって言うんだね!私は真香奈です、よろしく」

高仲は魅力的な女性の雰囲気に戸惑いから逃げられなくなっている。劉基が連れている女性達も又溢れんばかりの魅力である。

「えっと・・よろしく・・」

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「劉くん高仲さん、さらおうよ」

「もし、劉くんがOK出してくれたら、ちょっと狙おうかな?」

「おい!内のお得さんだから丁寧に絡んでよ。」

劉基は、相変わらず爽やかな笑顔で彼女を突っ込んでみる。

「丁寧なら良いんだよね!」

「高仲さん、こんな事言ってるけど遊び行っちゃいません。」

「俺も、何か不完全燃焼だし、たまには娯楽付き合って下さいよ、良いっすか?」

高仲の腕には既に女の子の腕が絡まっている。既に女の子に引っ張られる様に動き出している。振り払う気配を感じない高仲を劉基が確認して劉基は振り返る

「決まりっすね!」

 

「・・・・」