信剣士の細やかな時間のホット一息

チャレンジャーとしての世界で生きたいと思います。会社にエネルギーを注いで来ましたが自分の存在が如何に薄いのか思い知らされ、これからは自分の希望のためにエネルギーを使って見ます。私は何処まで歩いて行けるのか知りたいです。ぶらっと、いろんなテーマに触れて行こう。

初恋のあの子と再会そして、封印したいお酒の失態!

お題「わたしの黒歴史」

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こんばんは、信剣士です。

よろしくお願いします。🥺

 

今となっては、複雑な心境が込み上げる若き日の残念な想い出です。

 

二十代前半の頃に遡ります。

学生時代に、ずーっと想いを寄せてた彼女との偶然の再会です。

卒業と同時に地元を離れて社会人となり、そこでの生活が拠点になっていたのですが、年に何回かある連休中に帰省した時、恒例行事のごとく懐かしの仲良し連中に連絡を取り合い、夜のお酒の場で久しぶりの仲間と盛り上がって楽しむのですが、そこで別の懐かしグループと偶然にも再会してしまうのです。

 

学生時代の私は、おとなしめの男子でして、スポーツや勉強も無難な位置だったので特別目立つ訳でも無く、クラスの人気者でも無く、どちらかと言えば暗く感じてた同級生がいてたかもしれないと思います。

 

話を戻して、偶然の懐かしグループのメンバーと言うのが、どうも部活の仲間同志の集まりらしく男女複数人で集合していたのである。

 

そして、偶然の再会が2組のグループを1組のグループに束ねられ合流する形となり若者達は盛り上がっていくのでした。

 

私は懐かしさを感じつつも、ある女の子が気になっていたのです。

その子は、私が学生時代に想いを寄せてた初恋の相手の親友レベルの友達として認識していたからで、是非質問したかったのです。

さっそく、

 

「〇〇は、元気してる?」

その子は、その質問に無言で一人の女性を指差ししてくれました。

 

「えっ?」

ビックリです。想像していたイメージがひっくり返された瞬間でした。

「なんか、雰囲気変わったね!」

 

初恋少女「そうかな?」「髪のせい?」

私の知っている彼女は、少しパーマ掛かった感じで、若干フワットしたボリュームある髪がトレードマークみたいな印象だったのだけど、目の前の彼女はあの頃の印象を良い意味で裏切ってくれたのです。

確かに、顔は懐かしさを感じる彼女その物でした。

急に、心音がボリュームを上げる。

 

    ドキドキ   ドキドキ

 

「ビックリしたよ!」

「まさか、気がつけないなんて!」

「でも、良い感じだね。」

 

初恋少女「ありがとう」

 

私は、マジか・・偶然とは言え突然過ぎる。

 

マジ、ヤバイ!!

正直な心境である。

そんな状況の中、他のメンバーも懐かしの再会に盛り上がり出している。

 

彼女の前で少しは大人になった自分を見せたかった。気持ちの動揺を鎮めたくビールのペースが早くなる。

 

心のどっかに、アルコールに頼り始めた自分が居た。

いくら過去の思い出とは言え、やはり背伸びしたくなる。

 

その後、彼女の進路も聞き始め医療系に進んでるらしい。

さすがだと正直思った。

彼女らしいとも思った。

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更に盛り上がりを見せた御一行は、二次会に流れ込むらしい。

カラオケバーである。

 

ゲゲッ、歌を唄わなければいけない。

さすがに自信なんか無い。

ここでも、アルコールに頼りだす。

私は、皆が座るボックス席からカウンターに移動してしまった。

本気で唄わないと、音程を外してしまったら悲しい思い出になってしまう。

それだけは、避けたかった。

きっと彼女とは、色々喋っていたはず、なのに動揺と緊張で冷静でない自分が情け無いくらいに記憶を飛ばしている。

 

無事かどうかは分からないが、とりあえず一曲歌い終わった。

少しは安心した。

 

今度は今まで飲んだアルコールが受け付け不可だと胃が言い出した。

 

一難さって、また一難である。

さすがに、トイレにこもり始める。

「フーッ」

個室で自分しか居ない空間が、緊張を和らげてくれる。それと同時に酔いが回ってグデングデンになってきた。

便器を抱き抱えるような姿勢から、今度は大の方が出したいと、なっていくのです。

意識がもうろうとする中、ズボンやパンツは下ろしっぱなし。

こんな状況で上の口と、下の口、両方から交互に出て行くのです。

その度に向きを変えて対応するのです。

一つだけ言っときたいのですが、こんな状況でも上の口も、下の口も、ちゃんとティッシュで拭くのだけは、おろそかにしてませんので誤解の無いようにお願いします。

但し、相変わらずズボンとパンツは、下げたままです。

・・・どのくらい時間が経ったのか・・。

 

友達の1人が、トイレの外から心配そうに、声を掛けてくれる。

「おーい、大丈夫か?」

私は、

「・・大丈夫」

って、ボソッと返す。

 

その友達が、偶然にもトイレの扉を開けてしまったのである。

私はトイレに鍵をかける余裕すら無かったのです。

扉を開けられた瞬間は、ズボンとパンツは下ろしっぱなし・・、便器に抱きつくような姿勢で扉の外に視線を向けた、その友達と一緒に、心配そうに覗き込む彼女もいたのです。

その友達は、さすがにトイレの中のヤバイ光景に扉を、直ぐに閉じてくれたのだが、時既に遅しである。

その友達は先に勘定済ませとくので、私には落ち着いてから出てきなと言い残して退散してくれた。

 

よりによって、よりによって、

 

不様極まり無い、初恋だったあの子との再会。

魅力がより膨らんでた彼女。

 

良いところを見せたかったはずが、永遠に封印したくなる、我が人生の黒歴史を生んでしまったのである。

 

 

では、またノ。