信剣士の細やかな時間のホット一息

チャレンジャーとしての世界で生きたいと思います。会社にエネルギーを注いで来ましたが自分の存在が如何に薄いのか思い知らされ、これからは自分の希望のためにエネルギーを使って見ます。私は何処まで歩いて行けるのか知りたいです。ぶらっと、いろんなテーマに触れて行こう。

《ブログ小説》ブラックで踊る今日とfive star story 25(劉基の仕上げと高仲の癒し)

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劉基は高仲を引っ張り出せた事を悠史に伝えておこうと思いスマホを取り出してラインを入れた。

(高仲、連行します。任務完了!)

(・・・)

 

(お疲れさん!サンキュー、楽しい二次会をー!)

劉基は、悠史の返信を確認してスマホをポケットの中にしまい込んだ。ちょっと長めの業務だったなと思いながら、これからはそのご褒美として楽しもうと思っている。

「高仲さん、どうです?この子達は?」

高仲を見た劉基が、彼の心境も気になるようだ。すかさず反応したのは高仲ではなく彼女たちだった。

「どうです?って私達を目の前にして、どんな質問するんですか?」

「そうだよ、確実に私達の虜になるんだから!」

彼女達は強気である。案外劉基もその辺は心配はしていないのだが、今の高仲の心境を知っている劉基にとっては、どんどんと煽って行きたいとも思っているのだ。

「まぁまぁ、そうブーブー言わないでさー」

「率直に聞いてみたくなったんだよ、分かる?俺の気持ち?」

「知りません!!」

「ねー、高仲さん私達って案外いけてますよね!?」

「もしも、ノーって答えたら・・イジメちゃうぞ!」

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高仲はタジタジしている。彼の両側立って歩いている彼女たちに両腕を組まれている。時折高仲のうでに柔らかな彼女たちのふっくらとした感触が伝わってくる。結果として高仲は彼女たちから女性としての触感を味わう事となっている。高仲は確かに魅力的な彼女たちに心地よい心境になっているのも事実であった。

「あぁ、これから楽しみだよ。」

「ほらね!劉、私達を甘くみないでよ。」

「何なら私達の魔性の部分を本気でみせましょうか?」

「いやいや、勘弁してくれよ。」

劉基は女の子達の勢いに呑まれそうになりながらも、高仲に確認してみた。

「高仲さん、ちょっとお願いが有るんだけど俺たちも高仲さんの車で店まで運んでもらっていいっすか?」

「帰りは、代行呼びますので!」

「・・ああ大丈夫、了解。」

劉基は拓也にラインを送っといた。

(順調、高仲と遊びに行く車を俺ん家まで頼む、時期に窪さん達も戻るはず。)

 

 

 

悠史は、劉基からのラインを確認して水菜に話し掛ける。

劉基も順調に終わらせた見たいだな。ぼちぼち戻るか。」

水菜の心境が、大分元に戻りつつ有るようだ。彼女は早く仲間の所に向かい少しでも安心感の得られる場所に戻りたいと願っている。

「それじゃ、早く行こ。」

「あぁ。」

悠史と水菜は、拓也と美咲の元へと足早に向かい始めた。

 

 

 

拓也のスマホ劉基からの連絡が入った。

メッセージを確認すると美咲に伝え始めた。

「劉さん、あの連中と遊びに行くらしいね。俺が、劉さんの車運んでくれと連絡きたよ。」

「へーそうなんだ、帰り大丈夫なの?」

「俺の車は劉さん家に置いてあるから問題ないかな。おれは、窪さん連れてくから、咲は大丈夫か?」

「私は今回の件、どちらかといえばミズの励まし係みたいな物だから全然!」

あとはミズの顔見て帰るわ。」

美咲は先程、水菜からのラインを受け取っていたので拓也と彼女はある程度順調に事が進んでいる事は承知していたようでリラックスした面持ちで、2人を待っていられる様。

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そうこうしているうちに、4人の人影が見え始め不自然な位置に止まる車へと向かって行く。

その中に高仲もいるのだが、女の子達の勢いに呑まれているせいか、こちらの車の状況に気づく気配も無さそうである。

 

「行った見たいだね。」

「おー、良かったな。」

 

暫くして、今度は2人の人影が見えてきた。