信剣士の細やかな時間のホット一息

チャレンジャーとしての世界で生きたいと思います。会社にエネルギーを注いで来ましたが自分の存在が如何に薄いのか思い知らされ、これからは自分の希望のためにエネルギーを使って見ます。私は何処まで歩いて行けるのか知りたいです。ぶらっと、いろんなテーマに触れて行こう。

《ブログ小説》愛と絆のfive star story 34(マドンナのビジュアルと拓也の願い)

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拓也は気を取直して、この先の可能性をイメージしてみた。やっぱり個人の魅力を活かせるジャンルが取っ掛かりとしては最適だろうと感じた。一つ言える事は現状に対して一歩進ませたいと願うのも事実だ。拓也は2人に自分のイメージを伝える事にした。

 

 

「俺が思うに、現状とは違う交流が必要になるだろうし、協力者が欲しくなりそうじゃない?だから自分達は何をやりたいか、どんな人達と交流して行きたいかイメージするのも良いかもね。」

「ただ、現段階ではそれを発信するのではなく基本は人脈を広げるがテーマで興味がある相手が居たら積極的に絡んでみたりとか」

「だから、自分は何者であるかを相手が理解しやすいようなプロフの作り込みだったり、発信だったりをして、自己ピーアールに努めて見たりとか」

「後は折角、窪さんがテーマをフリーにしてくれてるのだから、趣味や興味のある題材も絡めても良いんじゃない?」

 

美咲と水菜は拓也の言葉を黙って聞いていた。少しでも何か歩き出す題材が欲しいと願っていたのか拓也の見立てがどんな物なのか興味が有ったのかは定かではない。そんな中、水菜が話し始めて来た。

 

「結局の所、自分の感覚でSNSを展開して見よう。フォロワー獲得と得意な何かや関心の高い題材、そして新ビジネスの関連にアンテナ立てましょう、ってことだね。」

「そう見たいね!」

 

水菜の解釈に美咲が同調するような形で答えた。さっそく美咲が一つ目のアカウントで自己プロフの設定を試みてみる。拓也と水菜は美咲の動かしているパソコンのディスプレイに注目する。

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「拓、プロフアイコンってどうする?」

 

(あっ、そうだ!うちの女性陣のビジュアルを折角なので使わせて貰おう。本人特定がしづらい部分を残した自撮りアイコンって面白いかも。)

 

「ちょっと、いやらしい話なんだけど君等って中々イカした風貌を持ってると思うんだけど、自撮り画像なんかどう?」

「エーッ!自分の顔載せるの!?ちょっと待って!!」

「それって、めっちゃ恥ずかしいじゃん!!」

「確かに、それは困る。やっぱり勇気の要ることじゃんね!」

「まぁまぁ、雰囲気だけで良いんだよ。あれっこの子可愛いじゃん!!見たいにイメージ出来る程度で充分なんだよ。」

「人物として特定出来るどこまで露出する必要は無くて、目元にフェイク入れて見たり角度とか光源を上手く利用して見たりとかさ」

「そんなに、うち等を晒したいんですか?恥ずかしいし、アイドルや女優さんじゃないんだから引かれるのがおちだよ。」

「ミズよく言った!そうだそうだ、うち等は晒し者でないんだぞー。」

「君達は分かって無いのね!?自分達の魅力に、そこ等の芸能人より可愛い事に気がついて無いの?もしかして!?」

「えっ!?」

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水菜は拓也の言葉に一瞬たじろいだ。拓也が水菜の顔をまじまじと見つめる。見る見る水菜の顔が赤味を帯びて来る。そんな状況を見た美咲が可愛いいと感じてしまい思わずニヤついてしまった。

 

「ミズ!茹でダコ状態だよ、」

 

またまた美咲は、水菜の太もも付近をツンツンしてしまった。ニタニタが止まらない。これは、美咲にとってツボである。水菜は、とうとうその場でジタンダ踏み始めて両手がパタパタと忙しなく動き始めた。

 

「ちょっと、拓くんもサキちゃんも勘弁して下さい。もう!」

 

水菜の動揺に思わず微笑んでいた拓也が、彼女に話を振った。

 

「お前って案外ピュアなのね!でも大丈夫だよ。本人を特定出来ないように作り込むから、心配しなくていいよ。」

「悲しい男性の性で美女や可愛い子って、どうしても注目しちゃう物なんだよ!SNSで、君等を見た時に、結構いい感じだよねってビジュアルから好奇心を刺激させるのも得策だと思うんだよね。」

「だからさー折角の特典を使わないなんて勿体無いと思わない?絶対に熱狂的なファンとかだってつくはずだよ。」

「イヤイヤ、熱狂的なファンって望んでないから!私は、この5人と楽しくやりたいの!!」

「まぁまぁ、気持ちは分かるよ。でもさ人脈ってバカに出来ないと思う訳で、可能性の面白さも興味示せるっていいと思わない。」

「私は、ミズに成り行きを任せるわ」

 

美咲は水菜に合わせようと思った見たいである。最終的に彼女にとっては個人が特定されなければ、問題無いと感じてる様である。

 

「えっ、サキちゃんって私の成り行きに預けるって事?」

「えーーっ、なんで?サキちゃん平気なの!?」

 

 

美咲は水菜の視線に笑顔でいる。彼女にとって、自撮り画像の晒しより水菜のジタバタの行方の方に関心がある様である。

 

「どうせ、分からない様に画像を載せるみたいだし、ミズごめんね私は自分を特定されなければ平気かな、ぶっちゃけ私達も可愛いとか言って貰えた方がモチベーションを上げやすいんじゃない。」

「ミズは可愛いよ。私はミズの事を可愛いと言って、ファンが増える事には賛成なんだよね。」

「えっ?サキちゃんは、そんな感じなの?」

「まっ、大丈夫なんじゃないかな。」

「・・・サキちゃんが平気だっていうなら・・」

「覚悟を決めてくれた見たいなのかな、絶対にウケるはずだよ!・・・よかったよかった」

「拓、ランチって今日はどうするの?ミズを納得に導いた恩恵はそれでいいよ!」

「あっ、そうだ昨日私とも約束したよね!!タ・ク・ヤ・さんご馳走のチャンスじゃん!」

「私達って美女で可愛いんだよね、しかも2人同時にご一緒出来るって光栄なんじゃない。」

「・・約束は約束か、昨日の今日って早速感、満載だけど仕方ないか・・分かったよ」

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拓也はこの2人のビジュアルを取り込めた事の方に、達成感も感じているのも事実である。そして新たなリアクションに進んで行けてる状況が、充実感を満たす部分を助けてるのも大きな理由である。

 

(愛と絆のfive  star  story のマップサイトとしてランク貼らして頂きました。より良く読みやすい形として用意させてもらっているので、是非チェックしてみて下さい。)

sinkensin.hatenablog.com